子どもがさつまいも掘りに行ってたくさんあるさつまいも。上手な保存方法ってあるのかしら。どれくらいもつの?
この時期おいしいさつまいも。
どうやって食べたらいいか迷っているうちに腐らせてしまった経験ってありませんか?
実は、さつまいもって冷凍できるんです。
さつまいもは常温保存が基本で、冷蔵庫で保存するとすぐに腐ってしまう・・・というイメージがありますが、冷凍すると長期保存もできるんですよ!
さつまいもの冷凍保存の方法や賞味期限などについてご紹介いたします。
さつまいもの保存方法と賞味期限はいつまで?
さつまいもの旬は秋。
つまり、夏から秋の時期にしか収穫されないんです。
でもさつまいもって一年中スーパーに並んでいますよね。
ということはさつまいもは、上手に保存すれば長期間おいしく食べられるということ!
一度に大量のさつまいもをいただいたり、子供が芋ほりでもらってきたりした場合、食べきる前に腐ってしまうことってありますよね。
美味しくて栄養もたっぷり、食物繊維が豊富なさつまいもを無駄にせず、最後までおいしくいただきましょう。
さつまいもの正しい保存方法をご紹介しますね。
さつまいもは寒さに弱い!
さつまいもは寒さに弱いんです。
さつまいもは暖かい地方で収穫される野菜なので、冷蔵庫の野菜室の温度だと低温障害を起こしてしまうんです。
野菜だったらなんでも野菜室に入れておけばいつまでも新鮮なまま、というわけではないんですね。
さつまいもは新聞紙に包んで冷暗所で保存!
スーパーで買ってきたさつまいもは、新聞紙に包んで冷暗所で保存しましょう。
温度でいうと、10~15℃の場所です。
気温が18度以上になると、傷みやすくなったり芽が出てきてしまうので、なるべく風通しの良い涼しい場所に置いておきます。
これで2週間から1か月程度は美味しくいただけます。
真冬やお住いの地域によっては、室内でも10度以下になることもあるかもしれませんのでご注意ください。
暖房のきいた部屋だと18度以上になることが多いと思いますので、室内での保存は難しそうです。
さつまいもの保存期間を延ばす方法は?水分がポイント
さつまいもは水分に弱く、洗うとそこから傷んできます。
スーパーで売られている状態のさつまいもは、一度洗われて泥が落ちた状態ですので、数か月という保存はできません。
でも、畑で取れた土がついたままの状態のさつまいもだったら、もう少し保存期間を延ばすことができます。
①傷のないさつまいもを選んで、そのまま2~3日乾燥させる
②泥を軽く落として洗わない状態で新聞紙で1本ずつつつむ
②段ボールなどに入れて、冷暗所で保管する
数日乾燥させることで、でんぷんが糖に変化して、甘いサツマイモになるんです。
保存する場合は、水で洗わないことがポイントですよ。
土付きのさつまいもだったら、保存状態や温度にもよりますが3か月から半年程度の長期保存が可能です。
水で洗ってしまうと、1週間程度しかもちませんので注意してくださいね!
さつまいもの賞味期限はいつまで?水分に注意!
さつまいもの賞味期限ですが、水にぬらしたかどうか、切ってしまったかどうかによって変わってきます。
とにかく、水分が苦手な野菜なので、保存したい場合はむやみに水で洗わないことが大切です。
カットした状態で数日保存したい場合は、水で洗う前にカットして、ラップなどに包んでおきましょう。
さつまいもが腐っているか見分ける方法ですが、
・変なにおいがする
・べたべたした感じがする
・カビが生えている
こんなものは傷んでいますので食べないようにしましょう。
スーパーで売られているさつまいもの端っこの切り口が黒く変色していることがありますが、カットした断面から白い液体が出て、それが酸化したことによってカビっぽく見えてしまっているものです。
カビではないので安心してくださいね。
また、低温障害で皮に近い部分が黒い斑点になってしまうケースや、緑色ぽく変色してしまうこともありますが、これは問題ないようです。
でも、見分けるのが難しかったら食べないほうが賢明です。
念のため腐ったさつまいもの画像はこちらで参考にしてみてくださいね。
さつまいもの長期保存なら冷凍がおすすめ!
さつまいもを食べきれない場合、冷凍保存するのが安心でおすすめです。
でも、さつまいもは生のまま、冷凍保存することができません。
熱を入れたあと、冷凍しましょう。
冷凍庫に入れる場合は、粗熱を取ってから!
バットなどに入れると早く冷めますが、さつまいもの水分が抜けないように気を付けましょう。
冷凍したさつまいもは必ず加熱して食べてくださいね。
そのままの形で冷凍保存する場合
そのままの形を残して冷凍したい場合は、電子レンジで蒸したり蒸し器で蒸かし芋にした状態で、さつまいもの中心まで火を通します。
ラップで空気が入らないようにぴっちりと包んで、粗熱が取れたら冷凍庫へ入れます。
形が残った状態なので、お味噌汁や大学芋などに活用できますね。
電子レンジの場合
さつまいもはキレイに洗ったあと、濡らしたキッチンペーパーにくるんで、その上からラップでくるみましょう。
こうすることで水分が抜けません。
電子レンジの加熱時間は、さつまいもの大きさにもよりますが、200Wで8分~10分程度加熱するといいでしょう。
蒸し器で蒸かし芋にする場合
蒸し器の場合、さつまいもはそのままの状態でオッケーです。
洗ったさつまいもを蒸し器に入れ、30分程度蒸しましょう。
竹串がスーッと刺されば完成です。
焼き芋にして冷凍保存する場合
オーブンや電子レンジ、フライパンやオーブントースターなどお好みの方法で焼き芋にします。
焼き芋にする方法はこちらを参考にしてください。
そのままラップに包んで、粗熱が取れたら冷凍庫へ入れます。
食べるときは、さつまいもの様子を見つつ、3~5分程度電子レンジで加熱すると、出来立ての美味しさが復活します。
ちなみに、スーパーで焼き芋の状態で売っているさつまいももこの方法で冷凍可能です。おいしい焼き芋を食べたい場合は、安いときにたくさん買っておくものいいですね。
ペーストにして保存する場合
さつまいもをペーストにする方法はいくつもありますが、ラクなのはお鍋でゆでる方法か電子レンジで加熱する方法です。
柔らかくなったさつまいもの皮を剥いて、木べらやマッシャーなどでつぶしてペースト状にします。
面倒くさい場合は、ポリエチレンの袋に入れて、麺棒でたたくと簡単です。
ジップロックなどに平らに薄くのばして冷凍しておけば、必要な分だけポキポキ折って使うことができるので便利ですよ。
または、製氷皿で凍らせてもいいですね!
赤ちゃんの離乳食や、ポタージュ、スイートポテトなどのスイーツにも使えますので、レパートリーが一気に広がります。
最後に
いかがでしたか。
さつまいもは冷凍保存が可能ですので、食べきれない場合は火が通った状態で保存しておくと、食べたいときにいつでもおいしく食べることができます。
忙しい主婦(夫)の方の味方になる、栄養満点な食材ですので、常備しておくととっても便利ですよ。
料理のバリエーションも増えますし、甘いサツマイモをちょっとプラスすることで、野菜嫌いなお子さんもニコニコ笑顔でご飯を食べてくれるようになるかもしれないですね!
ぜひお試しください。