おでんの練り物って、昔から油抜きがいるって言われるけど、今でもやったほうがいいのかな?簡単に出来たらうれしいけど、お湯をわかすのさえも面倒・・・。もし忘れたら美味しくないおでんになっちゃうのかしら。
寒い日はあったかいおでんが恋しくなりますよね。
家でおでんを作る場合、練り物のだしがおでん全体の味を決める重要な役割があります。
そんな練り物ですが、油抜きしていますか?
昔は油が良くないとかで、練り物や揚げ物系は必ず油抜きしないと油臭くて食べられないなんて言われましたが、最近の練り物は油の質もよくなっているはずだし、油抜きって不要なんじゃ?と思いませんか?
そんなおでんに必要な練り物の簡単な下ごしらえ方法や油抜きを忘れたらどうなるか、などについてご紹介いたします。
おでんの具材を入れる順番はこちらの記事を参考にしてくださいね。
おでんの練り物の油抜きって必ずしなくちゃダメ?
おでんを作るときに大切なのは、素材の味です。
定番の大根や卵などはもちろん、練り物や揚げ物系にもこだわるとよりおいしいおでんができますよ。
練り物の油抜きですが、練り物のメーカーさんによっては油抜き不要!とされるものもあります。
でも、基本的に練り物や揚げ物をおでんに入れる場合は、油抜きをしたほうがよいのです。
ちなみに、油抜きとは、
「油で揚げられている材料(厚揚げや油揚げ、練り物系など)の表面の油を軽く取り除くために、お湯をかけたり軽くゆでたりすること」
です。
この油抜きの作業を意外と知らない方もいるんですよね。
揚げた油の油臭さが抜けるので、素材本来の味が楽しめますし、煮汁が白く濁ることがなくなったり味がよくしみこむので、欠かせない下処理です。
おでんは練り物系から出るダシや油が味の決め手となります。
あまりに脂っこい練り物ばかり入れてしまうと、油が浮いているおでんになってしまい、おでん本来のだしの風味を感じられない残念なおでんになってしまいます。
いろいろな種類の練り物を入れたほうがおいしいので、練り物ってたくさん入れてしまいますが、だしに含まれる油が多すぎてしまいます。
油は酸化しやすい性質があるので、おでんのだしの風味のためにも軽くでもいいので油抜きはお忘れなく!
練り物系の油は、家庭の天ぷら油と違って他にいくつもの練り物を揚げた油です。
鮮度も不明のため質があまりいいとは言えませんし、雑味が残ってしまいます。
練り物や揚げ物をお湯を使って油抜きすると、うまみ成分まで流れ出てしまう、なんて聞いたりもしますが、ぐつぐつお湯の中でゆでたりしなければ問題ありませんよ。
おでんの練り物の下ごしらえで簡単なやり方を伝授します!
おでんの練り物の油抜きは簡単にできちゃいます。
下ごしらえを適当にしてしまうと、そのあとのおでんが台無しになってしまいます。
練り物の油抜きでお湯をかける方法
ざるに入れた練り物系に、沸かしたお湯をかけるだけです。
お湯の量が足りないと、十分な油抜きができませんので、お湯はたっぷり沸かしてくださいね。
お湯を沸かすのさえも面倒という場合は、電子レンジで沸かすこともできるのですが、やけどや突沸現象(温められた液体が衝撃などによってあふれてくる現象のこと)にご注意くださいね。
練り物の油抜きでお湯で煮る方法
練り物の油抜きをもっとしっかりとしたい場合は、沸騰したお湯に1~2分程度入れて、軽くゆでるだけです。
ひと手間はかかりますが、このひと手間をかけるかかけないかで、仕上がりが全然違うんですよ!
おでんのセットになっているあまり値段の高くない練り物の場合、あまり煮てしまうと膨張したりしてぶよぶよになってしまいますので、様子を見つつ油抜きをしてくださいね。
おでんの練り物の油抜きを忘れたらどうなるのか?
もし、おでんの練り物を入れるときに、油抜きを忘れてしまった場合、どうしたらいいのでしょうか。
もう作ってしまったものはしょうがないので、油が多くて失敗した・・・と思ったら、応急処置を施しましょう。
油の部分をすくえるだけすくって、新しく作っただし汁を足す方法をお試しください。
おでんの油は固まらないので、油をすくうとだし汁まで減ってしまうのが難点です・・・。
もしくは、油臭くて食べられないと思ったら、別の料理にアレンジしてしまう方法もあります。
おでんでリメイクできるメニューはこちら!
余ったおでんや失敗してしまったおでんは、別の料理として生まれ変わることができるんです。
わざと余るように作って、何日もおでんを食べられるようにする凄腕主婦の方もいらっしゃるとか。
勉強になります!
こんなものにも変身することができるおでんって優秀ですよね?!
最後に
おでんには欠かせない練り物系ですが、簡単な下処理だけでグーンとおいしくなるんです。
おでんに入れる練り物は煮込みすぎないことも大切です。
煮えにくいダイコンや卵などから入れ始めて、練り物を入れてからの煮込み時間は15~20分程度になるように、逆算して具材を入れていきます。
おでんはぐつぐつ煮てしまうと、煮崩れたりおでんのだしが濁ってしまいます。
ふたはしないでコトコト煮込むのがおでんの成功の秘訣です。
ぜひ美味しいおでんを試してみてくださいね。