スポンサーリンク

ハマグリの砂抜きを短時間でするには50度のお湯で時間短縮?冷蔵庫なら一晩かかる?

料理
スポンサーリンク
さやか
さやか

ハマグリを買ってきたけど、砂抜きってどうやったら短時間で終わるのかしら?お湯でやると時間がかからないって聞いたけど、味まで抜けてしまわないのかな?冷蔵庫では砂抜きできない?

 

ひな祭りや海鮮バーベキューに欠かせないはまぐり。

潮干狩りでもハマグリが採れるとなんだかうれしいですよね!

多くの貝類と同じようにハマグリも砂抜きが必要ですが、短時間で簡単に砂抜きする方法をご存知ですか?

50度お湯を使った方法が最近メジャーになってきましたが、海水と同じ濃度の塩水でゆっくりと砂抜きする方法もあったりして、どの方法が最適か、わかりにくいですよね。

そんなハマグリの砂抜きのあれこれについてご紹介いたします。

ハマグリの砂抜きを短時間でするならどうする?

はまぐりに砂抜きって必要?!

潮干狩りで採ってきた貝は絶対に砂抜きは必要ですが、スーパーで購入したはまぐりも、しっかりと砂抜きをしておくといいでしょう。

はまぐりは春のイメージがありますが、旬は2~3月です。

ちょうど三月のひな祭り頃が、産卵期前で身も太ってふっくらとしていて美味しくなる時期なんです。

では、一般的なハマグリって砂抜きは必要なのでしょうか?

貝の中に砂が残っていて、食べたときにジャリっということもありますよね?

せっかくの美味しい貝なので、安心して食べたいものです。

「砂抜き済」とパッケージに表示があるものもあったり、真空パックになっているものもあったりで、ちょっとわかりにくいですが、スーパーでパック詰めされているはまぐりは、砂抜きが十分でない可能性があります。

海水と同じ濃度の塩水につけられているハマグリも一度吐き出した砂をまた吸い込んでいる可能性もあるんです。

砂抜き済みのハマグリであっても念のため砂抜きをすると、あのいやなジャリを感じずにおいしく頂けますよ。

スポンサーリンク

はまぐりの砂抜きはお湯でするのが時短になっていい?

はまぐりは50度のお湯で砂抜きできるんです。

この方法だと、貝類の砂抜き時間はなんと5分程度に時間短縮になります。

これまでかかっていた数時間はなんだったのっていうくらい簡単なので、一度覚えてしまったら貝料理がらくちんになりますよ。

お湯で砂抜きができる仕組みですが、50度という熱めのお湯を使うことで、ハマグリが「ヒートショック」という状態になります。

そして、2~3mmほど口を開けて、吸い込んでしまった砂を吐き出すというわけなんです。

お湯を使うことで五分で砂抜きができるということは、買ってきた貝をすぐにお味噌汁にしたり酒蒸しにしたりすることができて便利です。

ちなみに、この砂抜き方法は、「50℃洗い」とも言われています。

野菜などがしゃきしゃきと美味しくなるといわれるあの50度洗いと一緒ですね!

ハマグリを50度のお湯で砂抜きするときの注意点やデメリットは?

このお湯を使った砂抜き方法ですが、熱湯を使うのは絶対にやめてくださいね。

なぜかというと、ハマグリ本来のうまみ成分がお湯を使うことで流れ出てしまう可能性があるから。

せっかくの貝本来のだしや風味がなくなってしまうんです。

この50度洗いのデメリットもありますので、ハマグリの用途によっては通常の砂抜き方法を選んだほうがいい場合もあります。

すぐに料理に使う場合は有効な方法ですが、保存ができなくなってしまいますので、その場合は臨機応変に行ってくださいね。

 

ハマグリの身が貝殻から外れやすくなる
身が崩れやすくなる
お湯の温度次第ではうまみ成分が流れ出てしまう
はまぐりが傷みやすいので保存ができない

 

ハマグリを砂抜きする一般的な方法とは?

一般的なはまぐりなどの貝類の砂抜き方法って、その貝が住んでいた場所と同じような環境(塩分濃度や暗さ)にしてあげてますよね。

①ボウルやバットに海水と同じ塩分濃度(水500mlに対して塩大さじ1(約15g)⇒これで塩分濃度三パーセント)  の水を作って、ハマグリを入れる
②ハマグリを入れ、新聞紙などで覆って暗所で1~2時間ほど置く
③砂出しをしたハマグリの表面についた汚れを、こすりあわるか清潔なたわしで取り除く。

使う水は常温のお水で、塩水を作ったら、念のため味見をしましょう。

塩が溶け切っていないと、海水と同じ環境になりません!

塩水はひたひたくらいの量にするとよく砂を吐き出します。

ボウルやバットに網やすのこなどを使って上げ底にしてあげると、吐き出した砂を再度吸い込むのを防げます。

途中でこっそりと貝の様子を見ると、にょきにょきと出水管が出ていて面白いですよ。

ハマグリの砂抜き後は塩抜きも忘れずにしよう!

ちなみに、砂抜きをしたあとのはまぐりは、その身の部分に塩水を含んでいます。

つまり、そのままだとしょっぱいということです。

やたらしょっぱい潮汁とかありますよね?

そうならないためにも、砂抜きしたあとは「塩抜き」もお忘れなく!

潮干狩りでとってきた貝類は特に塩抜きは必要です。

塩抜きはとても簡単にできますし、ひと手間をかけることでハマグリが美味しくなりますよ。

手順は、こちらです。

ざるやバットにはまぐりを入れて、一時間放置するだけ

水や塩水は不要で、ただはまぐりだけを入れておきましょう。

水を吐き出しますので、新聞紙などをかけておいたほうが周りが汚れません。

塩抜きしたハマグリはどうやって保存するのがおすすめ?

この方法で砂抜きした場合は、塩水につけてラップで冷蔵庫へ入れ、毎日水を変えれば2~3日はもちますよ。

ちなみに、冷凍する場合は氷水につけてざるにあげてから、殻付きのままジップ付きの保存袋に入れ密封して冷凍庫に入れると、2~3週間程度日持ちします。

ハマグリの砂抜きで50度のお湯を使う方法や時間は?

では、50度洗いでハマグリの砂抜きをする方法をご紹介いたします。

用意するもの

平らなバット
45~50度のお湯

塩はいりません。本当にお湯だけ。

50度のお湯がわからない・・という場合は、沸騰したお湯に同量の水を加えれば、大体50℃になるようです。

お風呂よりも少し熱めの温度ですが、やけどには注意してくださいね。

はまぐりの50度洗いでの砂抜きの手順

では、ハマグリの時短になる砂抜き方法を紹介していきますね。

①平らなバットにハマグリを重ならないように入れて、45~50℃のお湯に入れ、ハマグリ全体がお湯に浸かるようにする
②ハマグリが砂を吐き出してお湯が濁ってきたらお湯をいったん捨てる
③平らなバットに45~50℃のお湯をたっぷり入れて、約5分間放置
④ハマグリ同士をこする合わせて表面をよく洗う

はまぐり同士がかなさっていると、下のハマグリが砂を再び吸い込んでしまう可能性があるので、重ならないように並べてくださいね。

ハマグリを放置するときは、新聞紙をかけてもいいですが、そのままでも大丈夫です。

この方法だとあまり水は外に飛びません。

この方法で砂抜きしたハマグリは保存ができないので、すぐに使い切ってくださいね。

ハマグリの砂抜きは冷蔵庫でも?一晩放置すればOK!

ハマグリの通常の砂抜きは常温で行います。

ハマグリが生息していた環境と同じにするためですが、夏場などは室温が上がってしまうので常温で放置が心配という場合も多いですよね。

そんな場合は、冷蔵庫に入れて砂抜きもできます

だたし、冷蔵庫の温度は貝類には温度が低すぎて活動できず休眠状態となり、とても時間がかかります。

だいたい、冷蔵庫で砂抜きする場合の時間の目安は、通常の砂抜きを同じ手順で7~8時間ほどです。

これで朝から美味しいハマグリが食べられます。

最後に

ハマグリって高級食材ですよね。

そんなせっかくのハマグリ、いやなジャリっという食感を感じずに美味しく頂くには、上手な砂抜きが大切です。

すぐに食べる予定がある場合は、ぜひお湯を使った50度洗いに挑戦してみてはいかがでしょうか。

食べるまでに時間がある場合や、冷蔵や冷凍で保存したい場合は、通常の砂抜きをおすすめします。

砂抜きをした後は、しっかりと貝の表面を洗い流してきれいにしてから調理してくださいね。