ネバネバ食材の代表とも言える山芋がいま大注目です。
テレビ朝日放送の「林修の今でしょ!講座2時間SP」でも取り上げられたので、買いに行こうかなと思っている主婦の方も多いのではないでしょうかネバネバ食材の代表とも言える山芋がいま大注目です。
テレビ朝日放送の「林修の今でしょ!講座2時間SP」でも取り上げられたので、買いに行こうかなと思っている主婦の方も多いのではないでしょうか?
食物繊維が豊富、栄養満点で滋養強壮にいいイメージの山芋ですが、その効果を存分に受けるためにはどんな食べ方がいいのか、知りたいですよね。
腸内環境を整えてくれる成分、レジスタントスターチとその効果、美味しい食べ方や保存方法などについてご紹介いたします。
山芋の栄養や効果効能は?冷やして食べるといいって本当?
山芋って美味しいんですが、皮をむいてすりおろすのが手間だったり、手がかゆくなったりするので、少し敬遠されがちな食べ物ですよね。
でも、その効果を知ったら、今すぐ買いに行きたくなること間違いなしです。
山芋には、タンパク質、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
山芋には消化酵素も多く含まれていて、すりおろすとそのままの状態よりも量が食べられ、胃もたれ時にもさらさらと食べられておすすめです。
生でも食べられるのが嬉しいですよね。
山芋のある成分がとても体によくて、冷やして食べると効果的なんです。
その成分については次の章でご紹介いたしますね。
もちろん、ステーキ風に焼いたり天ぷらなどにして加熱しても美味しく食べられますし、お好み焼きに混ぜてふわっとした食感を楽しむこともできます。
山芋が腸内環境を整えてくれる?レジスタントスターチってどんな効果がある?
そして、今大注目の成分、「レジスタントスターチ」が含まれています。
レジスタントスターチは、あまり聞きなれませんよね。
でんぷんの一種ではありますが、エネルギーになりにくい性質があります。
イモ類って、糖質やでんぷんが多いので、どうしても太る印象がありますが、山芋に含まれるレジストタントスターチは「エネルギーになりにくい=消化されにくい性質」があります。
スターチ=でんぷん
という意味なんですね。
食物繊維の一種で、難消化性でんぷんなので整腸作用なんかもあります。
胃や小腸では消化されず、大腸まで届くので、腸内環境や体重が気になる方にぴったりの栄養素といえますよね。
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がありますが、このレジスタントスターチはどちらの特性も持っているんです。
ちなみに、冷やすとレジスタントスターチの成分が増えると言われています。
なので、レジスタントスターチの効果を十分に得たい場合は、山芋をすりおろして冷蔵後などで冷やして食べると効果的です。
山芋の美味しい食べ方って?加熱しても大丈夫?
山芋の種類ってどんなものがある?
実は山芋と一般的に呼ばれているものは一種類ではありません。
山芋という品種はなく、山芋はヤマノイモ科に属する芋類の総称なんです。
山芋と長いも?自然薯って何?って混乱しますよね。
スーパーでよく見かけるのは、長芋、大和芋あたりで、旅先で自然薯を見かけたりますよね。
山芋と長芋、混同されていることが多いのですが、いちょう芋やつくね芋といった品種が、いわゆる山芋として売られています。
長芋はまっすぐな形で太さがあるもので、長い形をしているのでわかりやすいです。
山芋の美味しい食べ方って?冷やすのと加熱でおすすめは?
山芋は皮を向くとすぐに酸化して変色してしまいます。
酸化を防ぐには、酢水に10分程度さらしておくだけです。
カットして食べると、シャキシャキとした食感が特徴で、とてもおいしいですよね。
長芋も山芋も栄養価にそれほど大きな違いはなく、栄養満点であることは同じです。
ただ、すりおろした時の粘りの強さが違います。
山芋にはジアスターゼという消化酵素が含まれているので、生でも食べられます。
すりおろしてとろろにしたものを麦ご飯にかけて食べるのが人気ですよね。
まぐろなどのお刺身にかけて、山かけにしたり、ほかのネバネバ食材と混ぜてみるのもいいですよね。
山芋を加熱して食べるなら絶対にこれ!
とろろご飯として生で食べるのはおいしいのですが、毎日食べるというのも飽きてしまいますよね。
そんな時は加熱した山芋料理も作ってみましょう。
おかずやおつまみにもピッタリですし、作り置きもできちゃいます。
加熱すると食感が変わって、とっても美味しく味わい深くなるんです。
とろろ汁
とろろそば
グラタン
お好み焼き
ステーキ風
炒め煮
揚げ物
など、アイディア次第ではいろいろな食べ方を楽しむことができます。
レシピサイトなどにたくさんアレンジ料理が掲載されていますので、ぜひ見てみてくださいね。
山芋の上手な保存方法や賞味期限は?長持ちするには?冷凍できる?
山芋は生鮮食品なので、消費期限は記載されていません。
どれくらい保存が可能なのか、ちょっとわかりにくいですよね。
カットしていない状態の山芋であれば、冷暗所や野菜室で一か月程度は保存可能です。
温度が高い場所や直射日光は避けて保存してくださいね。
新聞紙などに包んで通気性をよくしておきましょう。
カットされた山芋の場合は、切り口が乾燥しないようにラップなどでしっかりと包み、冷蔵庫で保存してください。
表面が空気に触れると変色してしまいますので、しっかりとラップしてくださいね。
一週間程度は保存可能ですが、できるだけはやいうちに食べきったほうが安心です。
すりおろした山芋は、冷凍保存が便利です。
ちなみに、丸ごとの状態での冷凍はやめておいたほうがよさそうです。
買いすぎてしまった山芋は、ぜひ冷凍で保存しておきましょう。
小分けにしたり、フリーザーバッグに平たく冷凍しておけば、使いたいときに使いたい分だけ取り出せて便利です。
すりおろしても、ダシなどは混ぜないで、山芋だけを冷凍するようにしてくださいね。
保存期間は一か月程度ですが、こちらもできるだけ早めに使い切りたいですね。
解凍は自然解凍よりも流水解凍がおすすめです。
レンジでの解凍は、少し難しいです。
山芋じたいに熱が入ってしまう可能性が高いので、様子を見ながら半解凍程度まで加熱を行ってくださいね。
最後に
今大注目の食材、山芋の栄養や食べ方、保存方法などについてご紹介いたしました。
あまり手をかけなくても、すりおろすだけで生で食べられる山芋は栄養満点で、忙しい主婦の味方とも言えます。
加熱しても食感が変わっておいしいですし、すりおろして冷凍して保存しておけばいつでも気軽に使うことができます。
レジスタントスターチという成分は腸内環境が気なる方にもおすすめなので、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。