買ってきたリンゴを冷蔵庫から出して切ってみたら、茶色くなっていてビックリ。これって腐ってる?食べても大丈夫か判断できないけど、捨てたほうがいいのかしら。
りんごは今どきは一年中スーパーでも買えるので、日持ちがするフルーツというイメージが強いですよね。
買ってきたばかりのリンゴではあまりありませんが、買ったり頂いたりしたリンゴを放置していていざ食べようと思って切ったら、外から見たら普通のリンゴでも中身は茶色くスカスカになっていること、ありますよね?
りんごは切ってから置いておくと茶色くなりますが、切ったばかりで茶色くなっていると腐ってる?と思ってすぐに捨ててしまいますよね。
でも、確認もせずにリンゴをすぐに捨ててしまうのはもったいないですよ。
茶色のリンゴでもどんな場合は食べられるのか、捨てたほうがいいか、変色してしまう理由などリンゴのあれこれついてご紹介いたします。
りんごの中身が茶色い場合に食べられるかを判別するには?
りんごは冷蔵庫(野菜室)に入れておくと、1か月程度は保存可能です。
常温の状態で置いておくと、季節にもよりますが数週間で食べきったほうがよさそうです。
カットしたりんごは、冷蔵庫に入れても1日~2日以内には食べきりましょう。
りんごを保存する方法はこちらの記事を参考にしてくださいね。
まだまだ食べられると思って、りんごの見た目に問題がなくても、触った感じや切ってみたら色がおかしい場合があります。
りんごが傷んでいるのでこんな時は捨てましょう!
りんごが腐ったり傷んだりしているときはこんな状態です。
・皮の色が変色している(黒や茶色系)
・皮がシナシナやぶよぶよ
・カビが生えている
・実の部分がスカスカで乾燥している
こんな時は、りんごが完全に傷んでいますので、食べないようにしましょう。
傷んでいる場所が小さな範囲だったら、その部分をカットして食べることの可能な場合もありますのが、りんご本来の味は落ちている可能性は高いです。
見た目で腐っていなかったとしても、味がおかしかったり口に入れたときに変なにおいがした場合は、無理して食べないほうがよさそうです。
りんごの中身の茶色がまだらだった場合は蜜入りが理由の可能性も!
切ったばかりのリンゴの中身が、種の周り(芯)を中心にまだらや斑点状に茶色くなっている場合、多く入りすぎてしまったりんごの蜜が茶色く変色してしまった(蜜褐変)の可能性があります。
茶色くなっていると、腐っているリンゴだった!とびっくりしていまいますが、蜜入りのりんごではたまに見られる現象なんです。
蜜入りりんごはおいしいと言われますが、実はミツ入りのリンゴって、完熟して余分な蜜の部分が残ってしまったためにできるんですよね。
蜜入りリンゴだと、なんとなくうれしい気持ちになりますが、見た目が蜜入りじゃないからといって美味しくないわけではないんです。
蜜褐変が起きる理由はこちら↓です。
その蜜が、りんごの貯蔵期間中に変色していくので、茶色く見えてしまうんです。
変色のみで、蜜の部分が腐っていなければ食べられます。
あまりに茶色い場合は、見た目もよくないですし、家族に出すにはためらいますよね。
そんなときは、茶色の部分をできるだけ取り除いて、ジャムやコンポート、タルトやアップルパイなどにして食べると色や味が気になりません。
りんごを少しかじってみて、苦みがあったり余りにも水分が抜けている場合は、お菓子にしたとしてもあまりおいしくないので、調理はやめておいたほうが無難です。
りんご全体が茶色くなっている場合は内部褐変なので酸化している?
りんごが全体的に茶色くなっている場合、りんごが長期間保存されたことによる酸化が原因です。
りんごの旬は秋から冬ですが、今は一年中食べられますよね。
ということは、今食べているリンゴも、旬の時期に収穫されてたあと貯蔵されていたものというわけです。
最近は貯蔵技術も上がっているので、りんごの保存状態もいいのですが、りんごによっては切ってみると傷んでいることもあるんですね!
りんごの見た目では問題がなさそうに見えても、内部褐変してしまったリンゴが店頭に並んでいる可能性もあるということ。
購入直後のリンゴでもこの状態になっている場合は、ぜひスーパーで交換か返品できないか聞いてみてくださいね。
りんご全体が茶色くなっている場合、りんごが酸化してしまっているので、味は苦かったりスカスカで美味しくないです。
そのまま食べるのは厳しいので、こちらもジャムやコンポート、タルトやアップルパイなどに加工して食べるといいでしょう。
りんごの中身を茶色くさせないためにできることは?
買ってきたリンゴを茶色く変色させない方法ってあるのでしょうか?
りんごの中身が茶色くなる理由は、
りんごの中心部分が変色しているのが、「蜜褐変(みつかっぺん)」で、りんご全体が変色しているのが「内部褐変(ないぶかっぺん)」です。
どちらも、結局のところりんごが古くなった時に起こる現象で、新鮮だったらジューシーで甘いリンゴだったというわけです。
家庭でできるリンゴを茶色く変色させない方法って?
それは、単純なことで、
です。
りんごは長期間保存され、春や夏でも食べることができるのですが、収穫されてからの時間はかなり長いのです。
褐変しているかどうかは外見からはわからないので、店頭に並んでいるリンゴが実は変色している可能性もあるんですよね。
家の冷蔵庫で長く保管せずに、購入したらできるだけ早めに食べきるのがおすすめです。
りんごは保存できるので、ついつい冷蔵庫の奥にしまいこみがちですし、何かのために常備しているというご家庭も多いですよね。
りんごを冷蔵庫にしまう場合は、できるだけ手前に置くか、冷蔵庫に在庫メモを貼るなどして、食べ忘れを防止するといいでしょう。
買ってきた直後でリンゴを切ったら茶色に変色していた場合は?
もし、りんごを買ってきた直後で、茶色く変色していた場合は、お店の方に話せば、返品や交換も受け付けてくれるかもしれません。
ただし、購入してから数週間とか経過してしまうと、保存状態にもよりますので、対応していただけない可能性もあります。
一度電話して相談してみるのがいいでしょう。
最後に
りんごが変色してしまう理由や変色していた場合の対処法についてご紹介いたしました。
りんごは日持ちするフルーツですが、買ってきたりんごはできるだけ早めに食べきりましょう。
もし茶色く変色していた場合は、見た目や臭い、味などをしっかり確認のうえ、食べられそうだったらお菓子やジャムなどにして使うことも可能です。
味が落ちてしまったリンゴを無理やり食べるのも大変ですし、くれぐれも無理はしないようにしてくださいね。