前におでんを作ったとき、じゃがいもを入れたら粉々に煮崩れて失敗しちゃった。どうすればおでんのじゃがいもをおいしく作ることができるのかしら。
おでんにじゃがいもが欠かせないというご家庭も多いですよね。
そんなおでんでも人気のある具材であるジャガイモですが、煮崩れてしまっておでんの中で崩壊したり溶けて跡形もなくなったりと、ちょっと気を付ける必要があります。
せっかくのおでんのつゆも台無しになってしまいますし、なんといっても見た目的に残念っです。
そんなおでんのジャガイモが煮崩れない方法や簡単な下ごしらえの方法、じゃがいもを入れるベストなタイミングなどについてご紹介いたします。
おでんのじゃがいもが煮崩れない方法は種類や下ごしらえにあり!
おでんに入れるじゃがいもの種類は?
おでんのじゃがいもってどんな品種のものを使っていますか?
おでんに入れるじゃがいもが煮崩れないようにしたい場合、できれば「メークイン」を選ぶのがおすすめです。
たいていのスーパーでは、男爵イモとメークインは置いてありますよね。
男爵イモはほくほくとしておでんにいれるとおいしいのですが、煮崩れという観点から言うと、やっぱりぽろぽろしがちです。
メークインはねっとりしっとりした食感で、形もしっかりしているので、煮崩れしにくい品種です。
もしスーパーに「インカのめざめ」という品種のじゃがいもがあったら、こちらを選んでもOKです。
「キタアカリ」は、ホクホクと甘くて美味しいのですが、コロッケやポテトサラダ向きで煮崩れしやすいので注意してくださいね!
煮崩れしにくい品種であっても、グラグラと煮立せたり加熱時間が長すぎると煮崩れますので、じゃがいもの種類だけでなく調理方法にも気を付ける必要があります。
おでんのじゃがいもの下ゆでの方法やゆで時間は?
皮つきのまま水からゆでる
おでんに入れるじゃがいもは、できれば皮つきのまま、必ず水からゆでましょう。
まず、じゃがいもの皮をよく洗って泥を取り除いてからお鍋に入れましょう。
この時、じゃがいもに一周ぐるっと切れ目を入れておくと、手でも簡単に皮がむけるようになります。
ジャガイモの性質で、水からゆっくりと茹でることでじゃがいもの結合力が良くなり煮崩れしにくくなります 。
下茹で時間は、種類によっても違いますが、5分程度でいいでしょう。
電子レンジ(500ワットで3~4分程度)で熱を通してもOKです。
あとでおでんのおつゆで煮るので、ここでは完全に火が通っていなくても大丈夫です。
ジャガイモが完全に冷めたら皮を剥きましょう。
じゃがいもの温度がさがると、ジャガイモがより丈夫になるため、さらに煮崩れしにくくなります。
さらに、一度茹でたじゃがいもは皮がむきやすくなりますよ。
冷めるまでにも時間がかかりますので、おでんにじゃがいもを入れる場合は、まず先にじゃがいもをゆで始めるといいですよ!
面取りは必ず行う
おでんのジャガイモは皮を剥かない派のかたはそのままでいいのですが、皮を剥く場合、面取りが重要になってきます。
皮をむいてカットされたじゃがいもは、角から崩れてくることが多いです。
できるだけ、じゃがいも全体が丸い形になるようにカットしていきます。
そういわれてみれば、おでんに入ってるジャガイモは、カットされたものより小さめのものが丸ごと一個ということが多いですよね!
じゃがいもを煮崩れしない入れるタイミングって?
下茹でをしたジャガイモはかなり固さが増していますが、やはり煮込む時間が長かったり煮立たせてしまうと煮崩れます。
じゃがいもをおでんに入れる場合の煮込み時間は、おでんの完成前の15~20分程度にしておくのがおすすめです。
あまり煮込みたくない練り物系と同じタイミングがベストです。
じゃがいもを入れた状態でコトコトじっくり煮込まないことがポイントです。
それ以上煮込まないようにしたいと思っても、具材の煮え方も違ってきます。
もしもっとほかの具材を煮込みたくなった場合は、いったんじゃがいもを取り出してから、煮込み時間を置くようにしましょう。
また、おでんは熱い状態から冷めるときに具材に味がしみこんで美味しくなります。
15分くらいの煮込み時間ではじゃがいもに味がしみこまないじゃ?と心配しなくても大丈夫ですよ。
食べる直前に温める場合も、具材を煮立たせないよう注意しながらゆっくりと加熱してくださいね。
最後に
じゃがいも一つでも下処理に意外な裏ワザがあるんですね!
この手法はおでん以外でもカレーや肉じゃがなど、ジャガイモを煮崩れさせたくない場合に使えますので、ぜひ覚えておくと何かと役に立ちますね。
これからのおでんは、じゃがいもが主役級の存在感を醸し出しそうですね!