大根がおいしい季節、皮も食べられるって聞くけど、料理に使うときは厚めにむくほうがおいしいのかしら?簡単に皮むきできる方法ってあるの?
大根は、筑前煮、ブリ大根などの煮物や、定番のおでんやサラダなど、いろいろな料理に使えるとても便利な野菜です。
でも、少し面倒なのが大根の皮むきですよね。
大根の皮も捨てずに細切りにしてきんぴらなどにできますが、料理に使う場合は厚めにむいてもかまわないのでしょうか。
大根の美味しい食べ方や簡単な皮むき方法をご紹介いたします。
大根の皮むきのコツってあるの?厚さを考えてむいたほうがおいしい?
そもそも大根は皮をむく必要はあるの?
夏の大根は辛みが強くさっぱりしていて、冬の大根は甘くて大根おろしに最適ですよね。
大根は筋のある野菜です。
筋のある野菜を料理する時は、皮を厚く剥いた方が野菜がより美味しくなります。
皮を厚く剥くのはもったいないなどと思って、皮を薄くむいて調理してしまうと美味しくなりません。
筋の部分が残っていると、加熱して柔らかくなったとしても皮の周りがゴリゴリして口当たりが悪く、繊維が口に残ってしまいます。
大根は皮も食べられるので、そのまま使ってもいいんじゃぁ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大根の皮はむいたほうが断然料理がおいしく味がしみこみやすくなります。
大根をむくコツはどれくらいの厚さでむくのが最適?
大根はピーラーなどを使って皮を剥くのもいいのですが、これだと厚めに剥くのに時間がかかってしまいます。
包丁を使って、厚めに皮をむくようにしましょう。
大根の皮の3ミリ付近にあるスジっぽいところまで剥くことで、口当たりも良くなり味も染み込みやすくなるためおいしく調理できます。
大根に味をしみ込ませたい料理は、皮を4〜5ミリは剥いた方が、美味しくなります。
大根の皮を包丁で簡単にむく方法を伝授します!
大根を包丁でむくときって、手を切りそうで怖くないですか?
私は、5~10センチ程度にカットした大根をまな板に縦において、縦方向に包丁を入れて皮をむいています。
きちんとした主婦の方からすると、かなり邪道な切り方ですよね。
でも、この方法を試すと丁寧に皮むきをするなんて時間の無駄!と思えてきますよ。
これだと大根がしっかりと安定して、手を切る心配はありません。
だいたい5~6回で一周を切る感じです。
厚めに皮をむくと大根が角ばった形になってしまうので、角も軽くカットして丸い形に整えれば、あっという間に大根の皮むきの完成です。
煮物にするときは、煮崩れ防止に面取りをお忘れなく!
面取りはピーラーを使うと簡単です。
料理法によっては隠し包丁を入れておくとゆで時間の短縮や味のしみこみがよくなりますので、クックパッドなどで調べてみてくださいね。
大根の皮はつまようじを使えば包丁やピーラーなしで簡単に剥ける!
包丁で大根の皮をむくと、皮の厚みもいろいろになってしまいます。
ところが、大根の皮を手でむくとちょうど筋と身の境目のところでむけて、皮の厚みも均一にする事ができます。
皮だけでなく、実の方もつるつるで、包丁で皮をむいた時と違ったつるんとした表面になり、料理に使う場合もきれいに仕上がります。
つまようじを使って大根の皮をむいてみよう
大根の皮を包丁ではなく、指で剥く時に準備するものはこちらです。
・包丁
・つまようじ
だけです。
手順はこちら。
・輪切りにした大根のタテに、包丁で軽く切れ目を入れます
・つまようじで、その切れ目を2~3回なぞります
※つまようじは、真っすぐにしないで斜めにして、むいてゆく方向の皮の下につまようじの先端を入り込ませる感じ
・できた溝を指でなぞって、そのままどんどん奥へと指を入れていくだけで、皮がするっとむけます
・この動作を1周したら大根の皮むきが完了します
わかりやすい動画で確認してみましょう。
つるっとむける感覚がやみつきになりそうな気持よさです。
最初のつまようじの入れ方が肝心です。
遠慮せず、大胆に突き刺すようにするのがポイントです。
大根には、ビタミンCやさまざまな酵素が含まれているので、体内の代謝を促し、免疫力を高めてくれるといわれています。
特に大根の中心部より、ビタミンCは皮のほうが約2倍も多く含まれています。
大根の皮を料理に活用するには?
綺麗に剥けた皮は捨てないで、料理に使用しましょう。
料理に使う場合は、事前にたわしなどをつかってしっかりと泥汚れなどを落として皮を洗うのをお忘れなく!
むいた大根の皮を使った料理を作る時は、厚めに向いた皮をつかいましょう。
シャキシャキとした食感ものこりますし、皮の厚みが揃っていた方が火の通りも味のつき方もムラがなく、美味しくできます。
大根の皮を使ってできる料理は意外とたくさんあります。
・お漬物
・ナムル
・サラダ
・炒め物
・汁物
・フライ
・かきあげ
これ以外でも大根は癖がないので、みじん切りにしていれてしまえば、アイデア次第ではどんな料理にも使えそうですね。
包丁で切ると均等の厚みに切る事が難しい大根の皮も、つまようじひとつ使うだけで簡単につるっと剥く事ができます。
捨てていた皮にも、栄養がたくさん詰まっているので、料理に使用するようにしましょう。
最後に
大根って、意外と冷蔵庫の中で何日も眠って、気づいたらシナシナになりがちな野菜ですよね。
でも、夏も冬もおいしいダイコン。
皮を厚めにむいておいしい状態の大根をたくさんたべて元気にすごしましょう。
大根が余った場合は冷凍もできますよ。