炊飯器で保温したごはんが黄色くなっておいしくなさそう。どうしたら黄色く変色しなくなるのかしら。変色したお米もおいしく食べられる方法はあるの?
炊き立てのごはんはおいしいですよね。
でも、炊飯器に入れっぱなしで保温しているご飯が黄色く変色してしまっている事ってよくありませんか?
保温しているご飯を変色させないためには、どうしたら良いのでしょうか?
炊飯器で保温しているご飯が変色する原因や黄色くなるのを防ぐ方法、黄色くなって臭いごはんの活用方法をご紹介いたします。
炊飯器のご飯が変色してしまう理由って?
保温したごはんの変色の原因とは?
炊飯器で炊いたご飯を長時間保温しなくてはいけないことってありますよね。
ついつい冷凍にするのを忘れてしまったり、朝炊いたご飯を夜も食べたかったり。
時間がたってしまったごはんが黄色く変色している経験、どなたも一度はあるかと思います。
炊飯器には保温機能が付いているので、なんの抵抗もなく使っている人がほとんどですよね。
ご飯の変色は、
という化学変化です。
腐っているわけではないので、お米自体を食べられないということはないのですが、味は落ちてしまいます。
においや見た目もいまいちですよね。
炊飯器の保温温度は、どこのメーカーも大体72℃〜74℃で、高温状態で保温しています。
メイラード反応とは、温度が高ければ高い程起こりやすくなってしまいます。
そのため、炊飯器で長時間保温状態にしていると、ご飯が変色しやすくなります。
保温したごはんが臭くなる原因とは?
また、ご飯が黄色く変色するだけでなく、時間が経ったごはんは臭くなっている場合があります。
臭くなってしまう原因としては、いくつか考えられます。
お米を水に浸たす時間があまり長いと水温が上がってしまい、お米が腐敗する可能性があります。
炊飯器の釜や、パッキンなどを汚れたままで炊飯すると臭いが付く可能性があります。
お米の保管や炊飯器の劣化などが原因のこともありますので、事前にチェックしておきましょう。
炊飯器のご飯の変色を防ぐ方法は?
朝食べて、夜まで保温しなければならない場合は、なるべく、お釜にご飯が触れないようにする事が大切です。
するといいでしょう。
変色してしまうとご飯の味が落ちてしまいます。
ご飯の味を落とさずに変色をふせぐには、
というものが販売されているので、利用して見て下さい。
このシートを使うと、ご飯の色や味は大きく変わってくるそうです。
あとは、ごはんを炊く際に
を入れると、違うかもしれません。
ご飯を保温する場合は、半日程度以内を原則とし、最悪でも1日以内には食べきるようにしましょう。
朝、時間がある時は、
してしまうのが、一番です。
朝食べる分以外は、食品用ラップやふた付きの保存容器に入れて、冷凍してしまいましょう。
変色の心配もなく、ご飯は美味しいままです。
ご飯を黄色くさせないために冷凍するコツとは?
ご飯を冷凍する場合は、冷凍するコツがあります。
ご飯がまだ熱いうちに、1食分ずつラップ食用ラップに包みます。
その時、ご飯を押し潰したりしないようにして下さい。優しく包んで、薄くのばして平らにします。
優しく包む方が、解凍後ふっくらして、薄くのばしていると、急速冷凍が可能になります。
あら熱をとってから、ご飯のしたに、アルミホイルなどをしいてから、冷凍室へ入れるようにして下さい。
冷気が伝わりやすくなるので、急速冷凍できます。
冷凍したごはんを電子レンジで解凍するコツとは?
解凍する時も、美味しく解凍するためのコツがあります。
電子レンジで解凍する前に、少しだけ水を加えます。
素早く、ふっくらと仕上がります。
電子レンジの解凍機能を使わず、そのまま加熱しても大丈夫です。
電子レンジで加熱が終わって湯気も出ているのに、冷たい部分が残っていると言う事があります。
加熱途中に1回ほぐすようにして、加熱ムラを防ぎましょう。
解凍して、食べきれない分を再冷凍しても、ご飯は劣化します。
再冷凍はオススメできません。
毎回食べる分だけ解凍するように気をつけて下さい。
変色したごはんをおいしく食べるアレンジ方法とは?
黄色く変色してしまったお米。
見た目や臭いは残念ですが、腐っているわけではないので捨ててしまうのはもったいない!
気にしない方はぜひアレンジして最後まで食べきるようにしましょう。
・オムライス
・雑炊
・ドライカレー
・ガーリックライス
・中華おこげ
など、お米本来の味や風味を消してくれる調理法がおすすめです。
ただし、いつもと違う違和感を覚えたら、食べないほうが賢明です。
そこはいさぎよくゴメンナサイしましょうね。
最後に
黄色く変色したご飯は味が落ちています。
できるだけ炊き立ての状態のほうがおいしく食べられますので、早めに食べきるようにしましょう。
食べきれるようしか炊かない、食べきれないと思ったらすぐに冷凍することが大切です。
もし黄色く変色してしまったら、ごはんが傷んでいないことを確認の上、おいしい調理法で工夫してみてくださいね。