ごはんのセットを忘れていて早炊きしたけど、普通に炊いた場合よりどれくらい早く炊けるんだっけ?夏は寝る前にセットするよりも朝早炊きしたほうがいいって聞いたけど本当?早炊きでも美味しく炊く方法や通常モードとの味の違いはあるのかしら?
朝起きたら、炊飯器のセットを忘れていた!なんて、どなたにも経験ありますよね。
ごはんがないとお弁当が作れないし、家族の朝食も困ります。
そんな時に活躍してくれるのが炊飯器の早炊きモードです。
他の家事や身支度をしている間にごはんが炊き上がってくれて助かりますよね。
そんな早炊きのできる炊飯器ですが、炊飯器によってもその機能や時間は違います。
早炊きモードにすると、ごはんがなんとなく固く仕上がるような気もしますし、おいしくご飯を炊くにはどうしたらいいのでしょうか?
そんな炊飯器の早炊きについての疑問にお答えします。
炊飯器の早炊きモードでは時間はごはんが炊けるまで何分かかる?
炊飯器を通常の炊飯モードでセットすると、炊き上がりまでに大体50分~1時間程度のものが多いですよね。
我が家の機種は、炊飯ボタンを押すと50分と表示が出ます。
ご主人やお子さんがお弁当を持って家を出るまで一時間もない!なんて時には、そんなに時間をかけて待っていられません。
お弁当を作るなら、ごはんを冷ますのにも時間がかかりますし。
そんなときに活躍するのが早炊きモードです。
早炊きモードで炊飯した場合、機種によりますが、だいたい
でごはんが炊き上がります。
普通にご飯を炊いた場合の半分程度の時間ですみますので、かなりの待ち時間短縮になりますね。
我が家の機種は、炊飯ボタンを押すと「29分」と表示が出ます。
炊飯ボタンを押すまでの吸水時間などは含みませんが、この短時間でご飯が食べられる状態になるのはありがたいです。
最新の機種ですと、少量の場合の早炊きが15分程度で可能なものもありますので、炊飯器を検討する際は早炊き時間についても考慮しておくといいかもしれないですね!
炊飯器で早炊きができる理由って?
炊飯器でどうして炊飯の時間短縮ができるかというと、吸水時間と蒸らし時間を短縮させるために早く炊き上がるんです。
つまり、ごはんを炊いている時間は同じということです。
へー!ですよね。
てっきり、圧力をすごくかけたりして早く炊く仕組みが備わっているんだと思っていました(恥)
①吸水時間・・・25分
②炊く時間・・・20分
③蒸らし時間・・・15分
①吸水時間・・・5分
②炊く時間・・・20分
③蒸らし時間・・・5分
という感じになるんです。
なので、早炊きは吸水と蒸らしの工程の時間が短縮されているから、早く炊き上がるんですね。
でも、吸水と蒸らしってふっくらごはんには欠かせないものですよね?
早炊きモードってやっぱりごはんが固くておいしく炊けないんじゃないかって不安になりませんか?
でも大丈夫です!次の章で詳しくご説明しますね!
炊飯器の早炊きモードでお米を炊いたら味はどう違うのか?
炊飯器の早炊きモードでお米を炊く場合、
なんて意見もありますよね。
実際に、炊飯器メーカーのサイトでも、早炊きモードについて
「ご飯がややかために炊きあがる」
と明記されていることがほとんどです。
通常の炊飯のときと同じように炊いていたら、吸水時間と蒸らし時間が短縮されている分、炊き上がりに多少の差が出るのは当然と言えば当然ですよね!
ちなみに、早炊きモードは、実は炊き上げの電力は高いんです!!
でも、電力はかかりますが、電気代はほとんど変わらないそうですよ。
炊飯器の早炊きモードで美味しくごはんを炊く方法とは?
早炊きでご飯を炊くとやはりちょっと固めに炊き上がります。
お米は少し歯ごたえがある、しゃっきりした食感がお好みの方はこのままいいのですが、ふっくらもちもちのご飯が食べたい!というときの、早炊きのコツはこちらです。
それじゃ、いくら早炊きだって、ごはんが食べられるまでの時間は同じじゃないの?って感じですよね。
もちろん、お米を研いですぐにスイッチを押してもご飯は炊きあがりますよ!
でも、おいしいお米を食べるにはいくつかのポイントを抑えておく必要があります。
すべて忠実に再現する必要はありませんので、できるところから試してみてくださいね。
無洗米は使わない
無洗米はお米を洗う手間がなくて楽ですが、おいしいごはんを食べたい場合はやはり普通のお米のほうがいいでしょう。
無洗米の場合は、無洗米用の計量カップを使って、無洗米用の水のメモリまできっちり水を入れましょう。
お米はしっかりとはかる
お米の量は一合ずつ、計量カップを使って正確に測りましょう。適当に量ってしまうと、お米を炊くときの水が最適な量にならず、炊き上がりが固かったり柔らかすぎたりします。
お米はたっぷりのお水でやさしく研ぐ
ぬかが多く含まれている最初のお水はすぐに捨てるようにします。
寒くてもお湯は使わないでくださいね。
あまり力を入れずにやさしくお米を混ぜるようにして、水は4~5回程度かえます。
もしも浄水器の水があれば、そちらを使ってください。
お米を水に15分程度浸す
お米を研ぎ終わったら、きれいな新しい水(浄水器の水やミネラルウォーターでもオッケー)に変えて、15分浸水させます。
お米を美味しく炊くには、お米のデンプン質をアルファー化(糊化)させることが大切です。
これ以上水に浸すとお米が崩れてしまうので、キッチンタイマーなどをセットして、お米の存在を忘れないように気を付けてくださいね。
冬場はもう少し時間をおいても大丈夫(1時間半程度)ですが、あまり長時間は浸さないように!
早炊きモードでも吸水時間は短いながらも設定されていますので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。
ざるあげはしない
急いでいるときにお米をざるにあげようと考える方はいないかもしれませんね。
洗ったお米をざるにあげると、乾燥してお米が割れたりする原因になりますので、ざるあげは不要です。
ざるあげって、水の量を正確にはかりたいとき以外は不要なんです。
早炊きモード炊く
浸水した水のままでもいいのですが、手間でなければ新しいお水に変えるほうがおすすめです。
普通の炊飯と同じ量の水を入れて、早炊きに設定して炊飯ボタンを押します。
早炊きだからといって水の量を増やす必要はありません!
蒸らす時間は不要!炊き上がったらすぐに混ぜる
炊飯完了の合図があったら、すぐにふたを開けて水分を飛ばしながらお米を混ぜます。
ふっくらごはんがお好みの場合は、少し時間をおいて蒸らしてから食べるといいですよ。
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この方法でごはんを炊けば、早炊きモードでも美味しいお米が食べられます。
もちろん炊き立てごはんを冷凍してもオッケーです。
最後に
炊飯器の早炊きはの時間は何分くらいかや味の違い、早炊きモードでも美味しくご飯を炊く方法などについてご紹介いたしました。
忙しい主婦の方には、早炊き機能はとてもありがたい機能ですよね。
早炊きでもごはんをおいしくする方法は、水につける浸水と吸水でした。
炊飯器の早炊きの特徴を生かして、しゃっきりとした歯ごたえのお米も楽しみましょう。
炊き立てごはんをレンジで解凍しても炊き立ての味が再現、と言われますが、やはり炊飯器での炊き立てごはんにはかないません。
時短技を駆使して、できるだけ簡単に食事作りを楽しみたいですね!