新鮮だと思って買ってきたキャベツ、生で食べようと思ったらどうも苦い・・・古くないはずだけど腐ってる?農薬?食べられるのか不安だし、どうやったら美味しく食べられるのかしら。
とんかつの付け合わせやサラダなどにした千切りキャベツを食べようとしたら、どうも苦くて変な味がすることってありませんか?
腐ってるわけではなさそうなときは、食べられるのかどうか迷いますよね。
便利な野菜であるキャベツが苦いときの対処法についてご紹介します。
キャベツは苦くても食べて大丈夫!
キャベツって、おいしいですよね。
くせがなくてどんな料理にも使えるので、我が家では必ず冷蔵庫に入っています。
そんなキャベツですが、生で食べるときに感じる苦みが苦手という方も多いのではないでしょうか。
特に、カット野菜して売られている千切りキャベツなんか、苦く感じますよね。
もともとキャベツが苦いのでしょうか?農薬のせい?食べられるの?
いえいえ、キャベツは苦くても新鮮だったら食べられます!
キャベツが苦くなる原因とは?ある成分が原因でした
キャベツが苦くなる原因、あるんです。
キャベツに含まれる「イソチオシアネート」という成分のせいなんですって。
この成分は、キャベツを包丁で切った場合に出やすく、細かくカットした場合に苦く感じやすいようです。
ワサビや大根が辛く感じやすいのもこの成分のせい(おかげ?)。
空気に触れる時間が長くなればなるほど、苦みや辛みを感じるようになってくるので、キャベツをカットした場合は、できるだけ早く食べるといいんです!
つまり、スーパーで売られているカットキャベツは、切ってから時間が経っているので苦みを感じやすいのは当然なんですね。
腐ったキャベツは食べないで!見分け方は簡単!
ただし、明らかにキャベツがシナシナで古かったり、腐っている、カビが生えているなど、見た目がおかしかったり、臭いにおいがしたりする場合は、食べないほうが賢明です。
・水が出ている
・葉が溶けている
・ぬめりが出た
・黒っぽく変色している
・酸っぱい臭いがする
こんなキャベツは傷んでいますので食べないようにしましょう。
もしどうしもて傷んでいない部分だけ食べたい!という場合は、変色などしておかしくなった部分を十分すぎるほどカットして、しっかりと水洗いをした後、加熱して使いましょう。
生食は避けたほうがいいです。
ちなみに、カットしたあと時間が経ってから、切り口が茶色に変色することがありますよね。
これは、空気に触れて酸化してしまっただけなので、問題ありません。
見た目は悪いので、その部分はカットすれば問題なく使えますよ。
キャベツの上手な保存方法は?冷蔵庫に入れましょう
キャベツを長く保存するには、基本的には冷蔵庫に入れましょう。
芯の部分をくりぬき、水で濡らしたキッチンペーパーを詰めることで長持ちします。
ラップやビニール袋に入れて保存すれば、1~2週間程度は保存できます。
芯をくりぬくのが面倒な場合は、濡れた新聞紙にくるむ方法が楽ちんです。
カットしたキャベツはラップに包むと水分が蒸発しません。
キャベツが苦いのは農薬が原因のこともある?
キャベツなどの葉物野菜って、すぐに虫がつくんですよね。
そのため、たくさんの農薬を使って作られているっていうイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
虫食いの野菜のほうが安全、なんていう方もいますよね。
キャベツを商品にできるようにきれいに作るためには、多少の農薬は使われているのは事実です。
でも日本産のキャベツだったら、安全な農薬を適切な量使われていつはずですので、食べたときに苦みを感じるほどの農薬は使われていないでしょう。
日本で使われる農薬は、安全基準を満たしたものだけです。
さらに出荷時に残留農薬の検査を受けているはずですので、スーパーなどで売られているキャベツは安心して食べて大丈夫!だといえます。
農薬が心配な場合は、外側の葉を多めに取り除いたり、しっかりと水洗いをしたりすれば、なお安心ですよ。
野菜を洗うこんな商品もありますので、気になる方は使ってみてはいかがでしょうか?
苦いキャベツをおいしく食べる対処法やレシピは?
苦いと感じるキャベツでも、おいしく最後まで食べきりたいですよね。
キャベツの苦みをできるだけ感じないようにする対処法をご紹介します。
買ってきてすぐに食べる
新鮮なキャベツに勝るものはありません。
キャベツは時間を置くほどに苦みが増してきます。
キャベツを購入したらすぐに食べちゃいましょう。
また、カットすると苦みを感じやすくなりますので、食べきれる分だけ切るのもいいですね。
キャベツは年中出回っている野菜ですが、産地や種類ごとに美味しい時期が違います。
また、外側の葉が取られていないもので、重みがあるキャベツが新鮮でおいしいキャベツです。
しっかり洗って水にさらす
カットしたキャベツは、しっかりと水洗いしたあと水にさらします。
苦み成分の「イソチアシアネート」は水で洗ったりさらすことで流れ出ていきます。
また、キャベツ特有の嫌な臭いもしっかり取りましょう。
ただし、水にさらすことでキャベツの栄養成分が流れ出てしまいますので、長時間水につけることはやめたほうがいいでしょう。
水にさらす時間、5分以内がベストです。
マヨネーズであえる
どうしても生で苦いキャベツを食べたい場合は、やはり苦みをごまかす味付けにするのが一番です。
少し塩などでしんなりさせてから、他の野菜やツナなどと一緒にマヨネーズで和えると、生のキャベツ特有の苦みが緩和されます。
火を通して食べる
サラダや千切りキャベツなど、生で食べるとより苦みを感じます。
苦みを感じやすい方は、キャベツは加熱したほうが甘く感じます。
キャベツを加熱することでかさも減りますので、スープなどにするとたくさん食べられます。
ひき肉や卵と一緒に炒めると、立派なメイン料理になりますよ!
味の濃い料理にする
モツ鍋やロールキャベツなどの味が濃い目の料理にすると、苦みを感じにくくなります。
よく切れる包丁を使う
切れない包丁でキャベツを切ると、より「イソチオシアネート」が多く出るんですって!
びっくりですよね。
切れない包丁で切るということはキャベツをつぶして切っているということ。
よく切れる包丁で切ったほうがおいしいキャベツになるんです!
料理上手はよく切れる包丁を使うって、本当なんですね。
最後に
いかがでしたか。
身近な野菜のキャベツも、奥が深いですよね。
苦みが強いキャベツも、簡単にできる工夫次第ではおいしく食べられます。
美味しいキャベツを作ってくださる農家の方に感謝しつつ、最後までしっかりと使い切るようにしましょう。