エアコンから出る風がカビ臭いし、吹き出し口なんだか黒いカビみたいなものも見えて、健康に悪んじゃないかって心配。冷房暖房費も去年に比べて上がったような気がするわ。こうなったら業者に頼むしかないのかしら。できるだけ安く掃除したいけど、どんな方法があるのかな。
エアコンの掃除はしていますか。
普段はじっと観察することはありませんが、実はエアコンをよく見てみると、エアコンの風の吹き出し口から見えるファンの黒いものや積もったほこりが気になりますよね。
エアコンシーズンにスイッチを久々に入れると、カビ臭かったり黒いものが飛んで落ちたり・・・。
プロの業者にエアコンクリーニングをお願いするには高くて、自分で掃除できないかと誰もが考えると思います。
エアコンの掃除をクリーニング業者や専門家にお願いするまえに、とりあえず「自分で賃貸物件でもできる対策についての体験談」をご紹介いたします。
エアコン掃除でカビが気になるなら自分で掃除してみよう
エアコンの吹き出し口から見える黒いものが、ずっと気になってました。
その正体が「カビ」であることは知ってましたが、忙しさにかまけて忘れてしまったり、自分でやって万が一にも壊してしまったら・・・と不安でした。
故障してしまった場合、修理代や買い替えが必要になってお金がかかります。
でも我が家ではエアコンつけると、最初の一週間くらいは、黒い点々が降ってきたりして、どうしても気持ち悪くて・・・。
そこで一念発起して、自分でエアコンの掃除してみようと決意をしました!
掃除前の画像ですが、あまりに汚くて自主規制します・・・。
エアコンの掃除を自分でする場合のおすすめの季節は?
エアコンの掃除の時期は、エアコンが稼働しなくなった季節がおすすめです。
具体的には、こちらの季節です。
・秋口の涼しくなってきた時期
・春先の花粉の時期の前後
・梅雨に入る前
つまり、エアコンを使う前や使い終わったあとの季節ということですね!
フィルター掃除のみであれば、お掃除機能がないエアコンの場合月に二回程度、内部までの洗浄は1~2年に1回はしておくと安心です。
でも、夏場はエアコンをよく使う時期なので、エアコンの状態がいいのか気になりますよね。
業者さんのエアコンクリーニングは、夏に入る前の春先やエアコンを使い終わった秋口の時期が特に混雑しています。
でも、自分で掃除するのでしたら、いつでもすぐにできますよね。
・匂いが気になりだした
・カビのようなものが見える
などの状態になったら、季節を問わずすぐにフィルターのチェックをしてみましょう。
カビが気になるということは、エアコンをつけるたびにそのカビを部屋中にまき散らしているということになります。
部屋中にカビが漂っていることを考えるとかなり恐ろしいですよね。
小さいおこさんがいるおうちですと、特に健康面への影響が気になります。
エアコンの内部まで掃除をしていないなぁと思ったら、すぐに掃除!です。
エアコン掃除でカビを自分できれいにするのに必要なもの
早速ですが、実際にエアコンの掃除をしてみた経験をレポートしてみたいと思います。
まずはスマホで色々とエアコンセルフ掃除を検索して、自分でもできそうで確実そうなものを調べてみました。
■準備したもの■
・ゴミ袋
・100均で売っている霧吹き(細かく出るものよりも細くまとまって出るものがいい)
・ゴム手袋
・ガムテープ
・水中メガネ
・バケツ
・エアコン内部をゴシゴシできる小さめのブラシ
エアコン掃除スプレーはドラッグストアで400円程度で購入しました。
エアコン掃除スプレーを使って掃除ができるパーツは、取り外せないフィン(熱交換機)とファン(送風機)の部分です。
ファン・・・上下左右に動くルーバーの奥にある、ぐるぐる回る筒のような形の部分のこと
※エアコン掃除スプレーの種類によっては、フィンのみ掃除可能なものもありますので、購入される際はよく使い方を読んでくださいね!
稼働するルーバーまでは、外したり雑巾で拭き掃除できるんですが、その奥になると手が届かないんですよね。
ゴミ袋はエアコンの下半分を覆って、汚い水をバケツ流す役割があるので、隙間のないように切ったり張ったりするのに数枚は必要です。
水中メガネは、掃除中に汚れた水やほこりやカビが目に入るが嫌だったので、使いました。
中をゴシゴシできるものは、小さめのブラシを買ってもいいと思いますが、私はハンガーに薄いタオルを巻きつけて作りました。
かかった金額は総額で1000円しません。
最後に、壊れても仕方ないという覚悟が必要です!
エアコン掃除を自分で簡単にやってみた体験談!セルフでもできる!
実際にエアコンのカビ掃除を自分でやってみた手順はこちらです。
①エアコンのコンセントを抜く
②外せるパーツ(フィルターとルーバー、カバーなど)は外して、フィンとファンをむき出しにする
③ゴミ袋で壁や電気系統部分を養生したり、エアコン下半分に包み込むようにガムテープでしっかりつける
④エアコン掃除スプレーでフィンとファンの部分を必要以上にシューとしまくって汚れを浮かせる
⑤10分程度放置後、ブラシなどで試行錯誤しながら汚れを落としていく
⑥霧吹きで出てきた汚れをすべて流す
⑦乾燥させて、外したパーツをもとに戻して完了!
②の作業中には初めて上下と左右のルーバーを外したので、壊してしまわないかドキドキでした。
フィルターなど、外した部分はお風呂場できれいに洗って乾かしておきました。
③の作業ではエアコン付近の壁や床が汚れないようにビニールで養生します。
実はこの作業がなれないと一番大変かもしれません。配電盤など電気が流れる部分は水に濡れると壊れますので、しっかりと保護してくださいね。壁の下部分も汚れた水が流れますので、隙間なくビニールでガードすることも忘れずに!
④の作業中には、汚れた水がすごく跳ね返ってくるので、水中メガネを装着すると安心です。
このとき、見るのも恐ろしいほど真っ黒な汚い水がでてきます。
自分で掃除をすることを後悔すると同時に、こんなに汚かったのかと愕然とする瞬間です。
でもお掃除がすべて終わって、丸一日放置して、エアコンをつけた時、黒いものが飛んでこないしファンの部分にも見えないし、気分はとてもよかったです。
かなり大変でしたが、今回意を決してエアコン掃除を自分でやってみて本当によかったです。
これでクリーニング代の15000円が浮いたと思えば、後悔なしです。
もしお掃除されるのであれば、機械の部分は濡れないように気を付けてください。
何といっても自己責任であることをお忘れなく。
エアコンの掃除を自分でするのが心配なら専門業者依頼しよう!
よくエアコンの掃除はスプレーでは不十分だなどと言われていますよね。
それって、エアコンのスプレーで届く場所はエアコン内部のごく一部という理由なんです。
そして、内部に残ったスプレーの薬剤成分を栄養として、カビがさらに増えるという可能性もあるからなんですよね。
手間がかかる割に、意外ときれいになっていないという現実はなかなかつらいものがあります。
こんなに頑張ったのに、実はあんまり汚れが落ちていないなんて・・・。
やっぱりエアコンの内部までしっかりときれいにしたいという場合は、お金はかかりますがプロの業者さんんにお願いするのが確実です。
プロの掃除は、スプレーではなかなか届かないフィンやファンといった奥の部品、高圧洗浄機を使って徹底的にクリーニングしてくれるんですよ。
自分で掃除すると、電源部分にスプレーをかけてしまったり、汚れが落ちきっていなくて目詰まりをおこしたりと、故障の原因となることをやってしまう可能性もあります。
最後まできっちり掃除できる自信がないときは、いさぎよく業者さんに依頼しましょう。
きっと、あまりのスピーディーさとエアコンのキレイな状態にびっくりしてしまいますよ。
まとめ
今回の掃除でかなりエアコンがすっきりして、エアコンからふき出る空気もきれいになった気分になりました。
そして、なんといっても驚いたのが電気代です。
今年は夏の間は一日中エアコンをつけっぱなしにしておいたのですが、なんと去年よりも電気代が安くなっていました!
自分でのエアコン掃除は結構大変でしたが、一度経験してしまったら次は手際よく掃除できそうな気がします。
自分で掃除をすることでエアコンが壊れる可能性がありますので、安易にマネできるものではないかもしれません。
実際に掃除されている動画などもたくさんありますので、何度かシミュレーションしてから実践してみるのがよさそうですよ!
私は自分で掃除してみて正解だったと思いますが、やはりお金に余裕のある方は、ぜひエアコンクリーニングの業者さんにお願いしたほうが確実です・・・。