食べきれないキムチを冷蔵庫に入れておくと、だんだんと発酵して酸っぱくなってしまいます。
腐っているわけではありませんが、だんだんとそのままでは食べにくくなってきますよね。
酸っぱいキムチが苦手な方は、冷凍保存を試して見てはいかがでしょうか?
キムチの冷凍保存方法や栄養素、解凍方法や賞味期限などについてご紹介いたします。
キムチを冷凍保存することは可能?コツやにおいは大丈夫?
キムチは韓国料理の代表的なもので好きな方も多いですよね?
冷蔵庫で保存しておけば結構日持ちのするので、常備しているということもよくあります。
でもキムチって意外に食べるのを忘れていたりして、気がついたときには酸っぱくなっていたり賞味期限が切れていたりしていることもありますよね。
そんな時にオススメなのが冷凍保存です。
キムチは冷凍保存可能ですよ。
解凍方法によっては食感が変わったりしますが、熱を加える豚キムチやキムチ鍋などに活用すれば問題ありません。
ちなみに、大根やキュウリで作られたキムチの冷凍は避けた方がいいでしょう。
水分が多い野菜で作ったキムチは、解凍が難しくて水分が出たり食感が悪くなったりします。
キムチを冷凍するときのコツは
です。
温度を下げることでキムチの乳酸菌自体が発酵する作用を止めることができるんです。
発酵しないので酸味が増すこともなく、パック詰した時のおいしさをそのままに美味しくいただくことができます。
キムチを冷凍したら栄養はどうなる?乳酸菌は死ぬの?
キムチを冷凍した場合、食感が変わるのはしかたありませんが、発酵食品なので栄養素がどうなるのか気になりますよね。
冷凍することで温度が下がったキムチの乳酸菌の動きは止まってしまいます。
冷凍しても作用が止まるだけで乳酸菌が死ぬことはありません。
発酵がこれ以上進まないために、キムチが傷まずに保存できるのはこのためです。
冷凍したキムチを解凍するともともとの乳酸菌の効果は弱まりますが、活動はし始めます。
キムチを冷凍保存した場合のおいしい解凍方法は?
冷凍したキムチを解凍する場合は、冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。
時間がない場合は、密閉袋に入れたまま流水での解凍も可能です。
レンジでの解凍は止めたほうが無難ですよ。
冷蔵庫の温度ですと、再び乳酸菌の活動が始まります。
ただし、解凍したキムチは水が出てしまいますので、できるだけ早めに食べきったほうがいいでしょう。
また、白菜などの野菜の繊維質が壊れてしまうため、キムチのシャキシャキ感を楽しむことはできないと思ったほうがよさそうです。
キムチは空気に触れていると発酵が進んでしまいますので、小分けにする場合は空気が入らないように真空パックにして、すぐに冷凍しましょう。
冷凍キムチはそのまま食べるよりも、豚キムチやキムチ鍋、キムチチャーハン、スープなどにして、熱を加えるのが美味しく頂くコツです。
冷凍キムチの賞味期限って?腐るの?
ご家庭で冷凍したキムチの賞味期限は一か月程度と考えたほうがよさそうです。
ただし、冷凍庫の開け閉めが多かったり、真空状態になっていない、などの条件によっては、これより早めに傷んでくる可能性もあります。
小分けにして、冷凍しておくと、食べたいときに食べたい分だけ出せるので便利ですよ。
最後に
業務用のキムチなどは、冷凍のものもありますので、冷凍してもそのまま食べられるものもあります。
おそらく急速冷凍技術などを駆使して、食感が変わらないように研究されているんでしょうね。
ご家庭の冷蔵庫ではそこまでの機能はありませんので、冷凍キムチは熱を加えて美味しく最後まで頂きましょう。
冷凍したからと言って劇的に賞味期限が延びるわけではありませんでの、できるだけ早く消費できるよう、いろいろなお料理にアレンジしてみてくださいね。