冷凍のエビフライを揚げたら、揚げすぎなのか固くなっておいしくなかったわ。冷凍エビフライを上手に揚げる揚げ方のコツってあるのかしら。油少なめで揚げ焼きする方法とか、失敗しない揚げ時間ってどれくらいなのかな。
お弁当やパーティ、お子様のごはんに大活躍の冷凍エビフライ。
市販の冷凍エビフライは衣までついていてあげるだけなので忙しい主婦の味方ですが、揚げ方ってちょっと難しいんですよね。
衣が剥がれてしまったり焦げてしまったり、生焼けも心配ですし、失敗も付きものです。
冷凍のエビフライを上手に揚げるコツや、フライパンを使った揚げ焼きの方法、揚げ時間やタイミングの目安、解凍するかしないか、などについてご紹介いたします。
冷凍エビフライの揚げ方で失敗しない簡単な方法とは?
冷凍されたエビフライはお手軽に豪華なおかずができるので、重宝しますよね。
冷凍食品のエビフライではなく、買ってきたエビを自宅で下処理を済ませ衣までつけた状態で冷凍することももちろん可能です。
忙しい運動会の朝なんかはこの方法がおすすめです!
そんな冷凍のエビフライですが、揚げるのがどうもうまくいかない、という方も多いのでは?
冷凍のエビフライの綺麗で美味しい揚げ方のコツはこちらです。
まず大切なのが、冷凍エビフライは解凍せず、そのままの状態で油に投入するということです。
解凍はせず揚げる直前まで冷凍庫に入れておいて、絶対に解凍はしないようにしてくださいね。
油の温度が高すぎると、表面だけが焦げて中は冷たいという調理不良になる可能性があります。
すぐに揚げたいからと言って、高温すぎる油に入れるのは絶対にNGです。
一気に揚げ物を済ませたい気持ちは理解できますが、一気に冷凍されているものを入れてしまうと油の温度が一気にさがってしまいます。
できるだけ、3~5個ずつにわけて順番に揚げていくとムラがありません。
油の温度の目安ですが、冷凍エビフライから少しだけ衣(パン粉)を取って、油の中に入れてみてください。
パン粉が沈まずすぐパッと浮き上がってくるようであれば油の温度は180度以上になっている証拠です。
パン粉が油の真ん中付近まで少し沈んでいって、すぐ浮き上がってくるようであれば油の温度は170℃くらいです。
パン粉が油の底まで沈んで中々浮き上がってこなければまだエビフライを入れるタイミングではありません。
冷凍されていたエビフライを入れてすぐは温度を上げる必要があるので、中火より火を強くして、少ししたら火を弱めます。
油の温度が常に一定になるように、こまめな火加減の調整が必要です。
最近のコンロは揚げ物の設定もありますので、上手に活用してみてくださいね。
あと、とても大切なのが、エビフライを入れたあと、しばらくひっくり返したりしてエビを触らないということです。
ここでエビフライを触ってしまうと、衣が剥がれたりして見た目が悪くなります。
ある程度揚げ色がつくまでは、放置しておいてくださいね。
どのタイミングで火が通ったかわからないので揚げ物は苦手という方も多いですが、適切な温度で揚げていれば衣の色(こんがりとしたきつね色)で判断すればほぼ間違いないでしょう。
冷凍エビフライをフライパンで上手に揚げ焼きするには?
冷凍エビフライを揚げ焼きする時間と温度はどれくらい?
冷凍エビフライは簡単ですが、やっぱり揚げ物ってちょっと面倒ですよね。
油もたくさん使ってお金もかかるし、処理も大変ですし。
そんなときにおすすめなのが、フライパンを使っての「揚げ焼き」です。
フライパンを使うことで、揚げ物用の鍋よりも少ない油でオッケーですし、後片付けもらくちん。
少ない油でカリカリに揚げながら焼くことで、ヘルシーに仕上がります。
そんな揚げ焼きですが、片面ずつ焼いていく感じなので、たっぷりの油で揚げるよりもちょっとコツがいります。
揚げ焼きしすぎると、エビが固くなってしまったり、一部分だけが焦げてしまったり、見た目も味もいまいちになってしまうと、やっぱり普通に揚げたほうがおいしい!ってなってしまいがちです。
エビの大きさや調理器具、火加減や油の量によっても違いますが、経験上こんな感じで揚げれば失敗しません。
少ない油なので、火加減に注意しないと、油の温度がどんどん上がってしまい、気づいたら黒焦げになってしまうこともあります。
揚げる油の温度が高いと、外だけ焦げて中は冷たいままということもありますので、エビフライを揚げている間はエビフライから離れず、よく見てチェックしてくださいね。
火加減はこまめにチェックして、パン粉が焦げてきたと思ったら、火を弱めたり、余分なパン粉を取り除いたりして、エビフライが焦げるのを防ぐといいでしょう。
エビフライは油の温度が高くなりすぎたり揚げ時間が長すぎると、エビ自体が固くなったり身が小さくなってしまったりしますので、揚げ時間には注意が必要です。
かといって、あまり早く揚げすぎると中が生っぽいままということもありますので、そんなときはレンジで少し加熱して火を完全に通してから食べてくださいね。
お弁当に入れる場合は、しっかり中まで加熱することが大切です。
冷凍エビフライを揚げるときって事前に解凍するの?
第一章でもお伝えした通り、冷凍エビフライは解凍せず、冷凍された状態のまま油に入れて調理します。
なぜかというと、
からなんです。
まず一つ目の理由ですが、冷凍エビフライを解凍してしまうと、衣のパン粉が水分を吸収してべちょべちょになってしまうためです。
パン粉が水っぽくなることで、油はねやパンクの恐れが高まります。
せっかく揚げたエビが飛び出たり、衣が剥げてしまったりと、見た目も悪くなってしまいますので、絶対に解凍はせず、そのまま油へ投入ですよ!
長く冷凍されていたエビフライなど、表面に霜がついている場合は、油はねに注意してくださいね。
そんな場合は、霜をしっかり落とすか、10秒程度軽く電子レンジで加熱してあげると霜が溶けますよ。
次に、二つ目の理由ですが、エビフライは解凍してしまうとドリップが出てきてしまうからです。
ドリップはが出てしまうと、エビの風味がなくなってしまったり、食感が悪くなったり、形が崩れやすくなります。
ですので、冷凍された揚げ物は、解凍はせずに凍った状態のまま揚げるようにしてくださいね。
最後に
冷凍エビフライのパッケージを見ると、だいたいが「たっぷりの油で揚げてください」と書いてありますよね。
でも揚げ物のたびに油をたくさん使うのももったいないですし、油の処理も手間がかかります。
ちょっとコツはいりますが、揚げ焼きで揚げると、後片付けも簡単ですし、揚げ物の回数も増えるかもしれません。
お子様もパパも大好きな揚げもの、おうちで出来立てを食べさせてあげたら、きっとみんな喜んでくれることでしょう。