豆苗を買ってきたけど、水につけておけばまた芽が出てくるって聞いたのでやってみいけど、どうやればいいのかな?何回くらい栽培できるのかしら。
豆苗っておいしいですよね。
サラダにも炒め物にもスープにも使えますし、安くておいしく栄養価も高い豆苗は家計にやさしい救世主です。
そんな豆苗のもうひとつの魅力は、一度使ったあとも栽培ができるという点にあります。
では、豆苗の栽培は何回までできるのでしょうか。
またどんな容器でどれぐらいの水の量が適量なのでしょう。
豆苗を栽培していたらカビのようなものや臭いが気になる…そんなときはどう対処すればよいのでしょうか。
今日はそんな豆苗の栽培についての疑問点についてお伝えしていきます。
豆苗の栽培は何回までできるのか?
豆苗の栽培でまず気になるのが、何回ぐらい収穫できるのか、という点です。
結論からいうと、基本的には2回までが限度、とされています。
とはいえ、3回目以降も育たないわけではありません。
ただ、やはり回数を重ねるにつれ、品質に変化が現れます。
1回目の栽培で育った豆苗はシャキシャキ感等も買ってきた豆苗とあまり変わらず、生でもおいしくいただくことができます。
サラダなどにもおすすめです。
2回目の栽培では少しシャキシャキ感が落ちるかな、というところで、炒め物やスープ、鍋等に活用するのがおすすめです。
3回目以降は見た目にも、茎が貧相になり、栄養価も落ちるといわれています。
豆苗はβカロテンやビタミンC、食物繊維やビタミンB群、ミネラル分や養蚕等も含んでいる食材なので、せっかくなら栄養価のある状態で食べたいところです。
このような理由から、栽培した豆苗を栄養もとりおいしく食べるには2回を限度の目安になります。
豆苗を栽培するときに使う容器や水の量は?
豆苗の栽培には、根元が浸かるぐらいの水を入れて栽培するのですが、豆の部分を濡らさない程度がちょうどよい水量です。
あまり水を多く入れてしまうと、そこから腐ったり、カビが生じたりする可能性もあるので注意が必要です。
豆苗が収まり適量の水がはれる少し深めの容器がおすすめです。
あまり浅いと十分に水が入れられませんし、あまり深いと水を入れすぎてしまったり日当たりに影響が出たりするので、根元より少し上まで隠れる程度の深さが最適です。
ざるのように穴の開いた容器と普通の容器を重ねて使えば水の交換が楽ちんです。
また、豆苗を栽培するときにカットする位置ですが、あまり根元に近いところでカットしてしまうと、なかなか芽が生えてこないことがあります。
豆苗の根元に「脇芽」と呼ばれる小さな2つの目があるのですが、その下から2つ目の脇芽の上でカットすると成長が早く、再び収穫するまでの期間が短くすみます。
栽培を考えている場合は、買ってきた豆苗を使う際、包丁を入れる位置に気を付けてみてくださいね。
また、豆苗の再生に最適な温度は15〜25℃です。
あまり暑すぎたり寒すぎたりする環境では育ちが悪くなります。
冷蔵庫には入れないほうがいいですが、もし暑い季節などで臭いが気になる場合は、日中3時間程度冷蔵庫から出して日光に当てる程度で大丈夫です。
屋外でも育てられますが、日に当たりすぎると茎が固くなりすぎる場合もあります。
とはいえ、太陽に当たらない場所だと弱々しく育ってしまいます。
一番最適なのは日が当たる室内の窓際です。
台所以外に置くのはちょっと見た目が気になる…という人は、100均などで可愛い容器を見つけてくると栽培のテンションも上がりますよ。
豆苗を栽培していてカビや臭いが気になったときは?
「豆苗を栽培し始めたものの、根っこの部分(豆の部分)あたりに白い綿のようなものがでてきた…」ような場合、それはカビです。
その部分を除けば食べられないわけではないかもしれませんが、その時は諦めて新しい豆苗で再生チャレンジすることをおすすめします。
また、『見た目には問題がないけれど臭いが気になる…』という場合、見えなくとも根のあたりが腐っていることなどが考えられるので、こちらもその諦めて再チャレンジをおすすめします。
カビは、豆苗の傷んだ部分から生じます。また根の腐敗等は暑すぎる環境等によっても引き起こされます。
カビや臭いが生じないように、
・水をこまめにかえること(夏は特に注意が必要です)
・栽培する場所の温度に注意する(暑すぎるようなら場所を移動させる)
・豆苗を再生栽培する前に、枯れている部分や傷んでいる部分があったら取り除く
の4点を注意して、もう一度衛生的な豆苗の栽培にチャレンジしてみてください。
最後に
豆苗の再生栽培は、二回が限度ということがわかりましたね。
水の量は豆が浸る程度で、カビが生えないようにこまめに水を変えて気を付けましょう。
日当たりのよい場所に置くのがベストで、特に冷蔵庫に入れる必要はありません。
1度買えば2度味わえる、というのは豆苗のなんともうれしいポイントですね。
また、家庭菜園をつくる、庭やプランターで野菜を育てる…までは少々ハードルが高くても、これぐらいであれば手軽に取り組めるので、栽培と収穫の楽しみを味わえるのも魅力です。
自宅で気軽に豆苗栽培をして、美味しく楽しく家計を節約してみてください。