冬はみかんをたくさん食べるけれど、皮がゴミになってなんだかもったいないわ。捨ててしまうみかんの皮を再利用することができたらうれしいわ。
ついつい机の上のみかんに手が伸びる季節がやってきました。
食べたらポイっとごみ箱に捨ててしまう皮は、実はとっても掃除に役立つアイテムです!
鏡やシンク、レンジ…いろいろな場所をピカピカにしてくれる、そんなみかんの皮の利用法をまとめてお伝えします。
みかんのカビについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。
みかんの皮の利用法 掃除に使える理由とは?
そもそも、どうしてみかんの皮が掃除に役立つのでしょうか。
それはみかんの皮に含まれている成分がそれぞれに効果を発揮してくれるからです。
例えば、近年掃除用品として注目を浴びているクエン酸もみかんの皮に含まれます。
クエン酸は酸性のため、水垢や石鹸等のアルカリ性汚れを中和させて溶かし落としてくれるのです。
さらに除菌・消臭の効果もあります。
また、皮の外側(オレンジ色の面)に多く含まれるリモネンという成分は、油を分解してくれる作用があり、油汚れを落とすのに効果を発揮します。
加えて、皮の内側(白い部分・筋等)に多く含まれるペクチンという成分には、コーティング作用があり、汚れがつくのを防いだり、ツヤを出したりする効果があります。
「汚れ落とし・除菌消臭・ツヤ出し」の3役を担ってくれる成分を含むので、みかんの皮は様々な掃除に役立てることができるのです!
みかんの皮の掃除への利用法10選をご紹介!
それでは実際の掃除へのみかんの皮の利用法をお伝えしましょう!
①ガスコンロ
油汚れをみかんの皮の外側でこすって乾いた布でふき取ります。
最後内側で拭くとコーティング効果も期待できます。
②魚焼きグリル
魚を焼くときに、水を張ったグリルにみかんの皮を放り込んでおくと後片付けがラクチンになります。
③電子レンジ
みかんの皮をレンジにそのまま入れて500Wで2分を目安に加熱し、そのまま皮の外側で庫内をこすり内側で油を吸い取り、乾いた布でふき取ります。
④鏡
白いウロコ汚れはさっと水で濡らし、みかんの皮の外側でこすり、乾いた布でふき取ってみれば鏡の表面がよみがえります。
⑤シンク
石鹸カスや水垢でくもったシンクや蛇口は、みかんの皮の内側でゴシゴシこするだけでさっと晴れます。
滑りが悪いときは水で濡らしてから擦ってください。
⑥畳
みかんの皮の煮汁に雑巾を浸し、固く絞って拭くだけで、畳の黄ばみを漂白してくれます。
拭いたあとはしっかり乾かしてくださいね。
⑦油性マジックの落書き
皮の外側を汚れ面にこすりつけるとスルリときれいになるのです!
皮に見えるブツブツをつぶすように擦るのとリモネンの成分が染み出て効果的です。クレヨン汚れもきれいにとれますよ。
⑧フローリング
掃除後の艶出しにも使えます。
こちらには以下で説明する、みかんの皮でつくったスプレーを吹きかけて拭き掃除をするだけです。
⑨革靴
革靴をみかんの皮の内側でこすり、汚れが落ちたら、外側で磨き上げ、乾いた布で拭き取ります。
「汚れ落とし・除菌消臭・ツヤ出し」の3役がばっちり役に立ちますね。
⑩浴槽
こちらも以下に挙げるスプレーを活用するのが簡単です。
ただ、みかんの皮は入浴剤にも使えるので、よく洗い干して乾かしたみかんの皮をお茶パックなどに入れて、浴槽に放り込み入浴を愉しんだあと、そのパックで浴槽を掃除するのも一方法です。
みかんの皮でスプレーを作る方法とは?
「みかんが掃除に便利」というのはわかりましたが、皮を置いておいて掃除に…というのはなかなか難しいですよね。
そんなときは、スプレーとして使えるようにするのが便利です。
作り方は簡単!
みかんの皮を水で煮だして濾すだけです。
濾すのが面倒な場合は、お茶パックなどにみかんの皮をいれて煮だすとよいですね。
みかんの皮は小さくちぎってあげると、成分がよく溶けだしてくれます。
分量としてはみかんの皮1つ分に水100mlが目安で、弱火で20分ほど火にかければ十分です。
作ったものをお好きなスプレー容器にいれれば、お手製の万能お掃除スプレーの完成です!
普通のスプレーのお掃除洗剤と同様に、いろいろなところで使用することができます。自然のものなので、場所を選ばず使えるのも安心ですね。
みかんの皮でつくったスプレーは、1週間ほどで使い切るのがよいです。
最後に
捨ててしまうとただのゴミになってしまいますが、これだけいろいろに活躍してくれるみかんの皮。
おいしくみかんを食べて、たっぷりのビタミンCで身体の内側をきれいに、そして、皮までつかえば身の回りまでピカピカになるとと得した気分になります。
他の柑橘類の皮でも同様の効果が期待されるので、ぜひ、いろいろ試しながら、皆様のご自宅でも日頃のお掃除にたのしく活用してみてくださいね。